命の選択・・・2<希望・医師の言葉> [命の選択]
私の性格なのでしょうね~ 重い記事が多くて、すんませ~ん!
ときに私はこんな見晴らしの良い所へ行って気持ちを休めたり、水曜日の午後には長~い昼寝をしたりして、なんとかやっています。
ありがとうございます。
月曜日の朝、母の主治医と話しをしました。内容はわかっていました。そして、Drのお話しはいきなりそこから始まりました。
Dr:お母さんに口から栄養をとる試みをしましたが、どうも誤飲してしまうようで、口からの栄養は無理のようです。
I:そうですね。また高熱が出てしまいましたから・・・
Dr:そこで、鼻からの栄養摂取を考えていますが、どうでしょうか?
I:鼻からですか?(鼻か~?そういえば胃ろうの他に、鼻からの栄養もあったな~。)
Dr:そうしないと、施設に戻れなくなってしまう。(とてもしっかり・はっきりした語調で言われた)
「施設に戻る」なんて考え、私の頭からほとんど無くなっていたのです。
施設に戻るには口から、または経管による栄養摂取が可能でなければなりません。「経管=胃ろう」これしか頭にありませんでした。
I:鼻からの栄養の事を一応兄弟に話してみたいのですが?
Dr:わかりました。でも、早くしてください。
I:はい。今日中に返事します。
母の事はすべて私にお任せなので、兄弟に聞かずに決められたのですが。自分に時間が欲しかったのでしょうね。今思えば・・・
I:ところで先生、今の点滴(ビタミンも含む)のままですと・・・・?
Dr:まっ、高齢ですし、ガタっときて・・・・でしょうね。
I:そうですよね~
Dr:鼻から栄養を入れてもそれを腸が、消化吸収してくれるかが課題ですが。それに、うまくいったとしても、高齢ということもあり、いつ何が起きるかわからないと思ってください。
I:はい、それは承知しています。
そして、話し合いは終わりました。
う~ん。
鼻からの栄養か~。手術しなくてすむな~
このままだと、母とのお別れは限りなくすぐそばだし~
「信州信濃の新そばよりも、わたしゃあなたのそばがいい」
<魂となりいつも私の心の中で一緒>よりは、まだ、温かみのある母のそばがいいな~
何故かこの朝の母は調子が良かったのです。
そこで、命の主役のば~ちゃん本人に聞いてみたのでした。その時の事は次回に。
上のぼや~としたお山の名前わかりますか? 見る場所で形が変わります。
この景色の向うに渡良瀬遊水地があります。肉眼では富士山も見えたんですよ。
「このままでは、施設に戻れない!」この先生の言葉は、私のハートにどぉ~んときました。
施設に戻るなんて母が口から食べると、また誤飲するとわかったときから99%諦めていました。3月3日の誕生日を迎えられるだろうか?それが私の正直な気持ちでした。
私は忘れていました。今まで自分が思い行動してきた事を・・・・
先の事はわからない。こうなって欲しいというイメージを浮かべ、それに対して今できることをするだけ。後は大いなる宇宙、大いなる生命力にお任せ・・・
隣の病室のタマさんも奇跡的な回復をしています。まだむくみはありますが、ペースト食を食べられるようになっています。
タマさんと母が共に施設に戻り、驚きと喜び一杯になっているスタッフさんの顔を心に描こう。
隣の小学校の満開の桜の下に、車椅子の母の背にバカ息子の手があり「良かったな~ ば~ちゃん。またふたりで桜の花が見れたな~。がんばったな~。綺麗だんべ~。 」
「き ぎ、ひれいだ~。」と母。
そんな親子の後姿を、心にイメージしてみます。
思い(イメージ)が初めにあり、行動して、現実化します。
先の事はわからないですが、 Drの言葉に救われたような、閉じそうになっていた目を開くことができました。
感 謝
a-silkさんのブログを拝見するたびに、自分のブログが軽く感じるのですが、
料理に関する仕事をしているのでそれもそれで許してください。
一生懸命の一日一日があるってとても感動するページです。
私は早くに父を亡くしましたが(享年53)母は今も元気ですが、歳をとって
来たなぁといつも考えそばに居ない親不孝を考えシルクさんのブログを見てはつい毎日電話してしまいます。
by まぐろ (2011-02-23 08:36)
内容が重くなって当然ですよ。大切な決断の時を迎えておられるのですから・・・・。
どうか、後悔されることのないような結論を見つけられますように。辛いですね~。3月3日は、もうすぐですよ!
by okko (2011-02-23 11:43)
なんとお声掛けをと、涙が溢れてしまいました。
素晴らしいお医者様ですね。
私まで救われたように感じます。
by つなみ (2011-02-23 11:55)
まぐろ さん
一番の親孝行は、親に貰った自分の人生を、生き生きと生きる事だと思います。
毎日の電話、お母さんも幸せでしょうね。
ブログも重いですが、体重も増えてしまいました(・・?
by a-silk (2011-02-23 12:41)
okko さん
時というものは、必ずやってくるものですね。
以前から心の準備はしていたのですが。
その時そのときで、いろいろな展開になるなと、実感しています。
いつも母には貴重な体験をさせてもらっています。
by a-silk (2011-02-23 12:48)
つなみ さん
正直、半分諦めかけていました、私。
「奇跡は起こす為にある。」という歌を思い出しました。
by a-silk (2011-02-23 12:50)
美味しい空気を一杯吸って、リフレッシュ^^V
これが一番ですね。
1%の可能性にかけるときがあったっていいといつも思っています。
by yuuri37 (2011-02-23 18:59)
鼻から栄養を入れるるっていうのやってたなぁ~(ホントは今もやらないといけないんだけど^^;)
少しでも 希望があるのに暗くなってもしかたないですよ^^(無責任極まりないですが)
by しゃぎゃ (2011-02-24 01:10)
誤飲は肺炎の危険があるので
鼻からでも止むをえませんね。
by 旅爺さん (2011-02-24 06:58)
一分一秒を大事にしましょうよ!
by WhiteWolf (2011-02-24 12:26)
yuuri37 さん
1%の可能性。。。そこにかけてみます。
貯金の金利とどっちが高いかな~ (-_-;)
by a-silk (2011-02-24 19:43)
しゃぎゃ さん
経験あるんですか? 母はあまり嫌がっていません。ダメなら、お縛りになっちゃうのですが。
桜が終わる頃までは、頑張ってもらわなければならなくなりました。
by a-silk (2011-02-24 19:46)
旅爺さん
経鼻栄養ですと誤飲の可能生はOでは無いですが、下がるみたいです。
by a-silk (2011-02-24 19:49)
WhiteWolf さん
濃い~時を母と過しています。
時は進むのみですね。
by a-silk (2011-02-24 19:52)
何と言ってよいやら分かりませんが、本当に間近に迫った思いが伝わります。
何とか快方に向かってくれることを祈念いたします。
by tochimochi (2011-02-26 21:30)
tochimochi さん
祈念ありがとうございます。通じてほしいです。あと5日で90歳ですから、しょうがない事です。
まだ20歳代の若者が地震の被害にあいましたが、人はみないつも間近を生きてるのでしょうね。
by a-silk (2011-02-26 21:44)