争いの無い世界...夢かもしれない [雑記]
世に、地位が人をつくる、などという。望外の出世などすれば、人は、その地位にふさわしい仕事をしよう、ふさわしい人物になろうと頑張るからだろう▼オバマ米大統領にも、それはいえるのかもしれない。例の「核なき世界を目指す」とやったプラハ演説で、ノーベル平和賞受賞者に連なったことはご案内の通り。米国にさえ「言葉だけでまだ何もしていない」の声もあっただけに、以後、それにふさわしい仕事を、と奮闘している節がある。
▼ロシアとの核軍縮条約締結しかり、自分の肝いりで開いた核テロ安保サミットしかり。だが、一番目を引いたのは、原則として「核兵器を持たない国には核攻撃しない」と世界に確約したことだ。
▼まず英国あたりが追随してくれるといい。さらにフランスなどが続き、どんどん核保有国の間に広がっていく。そうなると最終的には、「核兵器を持たない国の方が安全」ということに。もはや、核兵器保有の意味も失われ、米国なども核を捨てる…
▼ついでだから、オバマさんは核だけでなく、もう一歩進んで「相手の国が持っていない武器はその国に対しては使わない」と宣言してはどうか。英国あたりが追随し、やがて各国に広がれば、最終的には、どの国も武器を捨てる…
▼無論、妄想だ。だが、妄想し続けたい。古諺(こげん)にもいうではないか。
<棒ほど願って針ほど叶(かな)う>と。
筆洗 2010年4月16日 東京新聞より
棒ほど願って針ほど叶(かな)う...
御柱祭りのあの大木ほど願うと、電柱くらい叶うかな?
2010-04-18 01:00
nice!(11)
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