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脳と筋肉(筋力)

ほとんど寝ているので母の足が弱った。筋肉が少なくなった。

筋肉は脳からの電気信号(インパルス)によって動くので、筋肉を動かすために必要なエネルギーが、脳から伝達されれば筋肉は働き、歩くことが出来る。

今の母にはベッドからトイレまでの、約7メートルを歩くだけの足の筋力は無くなっています。ベッドから立ち上がり数歩、歩いて事務椅子に座り、トイレの入口まで椅子を引っ張っていきます。トイレ内の手すりに摑まり立ち上がり、身体を回して便座に座ることはなんとか出来ます。

一日に何回かこの行動をするわけですが、ここでつくづく思うのは脳が働かないと、筋肉も力が出ないということです。

今朝の母は足が一歩も出ませんでした。「大丈夫かい?」と聞いても返事もしません。ともかく便座に座らなければならないので、下着の腰の部分を持ってズリズリと引っ張り、引きずり、なんとか座ることが出来ました。

脳を活性化するため、トイレの中で治療です。

ピアノを弾くような感じで4本の指で母の身体をタップします。極性テクニックと言います。これをすると脳から身体全体への神経伝達が良くなります。

両耳を軽く引っ張ります。ぼんのくぼを揉んで柔らかくします。どちらも、脳を圧迫していた脳せき髄液(CSF)を、頭の中から身体に流す意味があります。

何回か繰り返していると顔つきが良くなり、目に力が出てきました。「立てるかい?」と聞くと「大丈夫!」声に力があります。

立ち上がり、トイレの外まで歩けました。 あ~良かった、と一安心です。

朝食後、日課になっているベッドに入る前の運動はお休みです。

DSCF0846.JPG 立ったり座ったりを5回ほどします。

たった5回ほどでは筋力強化にはならないと思いますが、一番の目的は母の気力を維持するためにしています。寝てばかりでは母の精神が弱り、「生きるんだ!」という気持ちがなえてしまうような気がするのです。

とは言え、母が良くこういいます。

「何でもいいんだ、まんまさえ食べていれば、生きていられるんだから。」 重い言葉です。

ゆっくり、ゆっくり弱りながらも、母は生きています。

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