羽ばたけ・・・

「シゲや～、カクランすっからシャッポかぶってけよ～。」と、私がガキンチョの頃夏の暑い日に、亡き父によく言われたものでした。その頃は貧乏だった我が家には扇風機も無く、夜は窓を開け蚊帳の中で団扇をパタパタ扇いでいるうちに、眠ってしまった気がします。

懐かしい日本の夏となってしまいましたね。

28日の昼頃、玄関の御影石の上で何かが動いてました。

きれいなアゲハチョウです。外から入るわけないし？

そっと手のひらに誘導。羽が曲がっていますね。

数分前までアゲハ君はこの中にいたのです。手前がアゲハくんの抜け殻で、向こうの小さいものはモンシロチョウです。残念ながらモンシロ君は抜け出せずミイラになってしまいましが。

ちょっと前にドクダミを採取して葉と茎を分ける作業をしていたら、手に変な感触があり、それが大きな蛹でした。蛾のものだと思っていたのですが。

庭木の葉の上に逃してあげました。きれいな模様ですね。猛暑の中頑張って生きてほしいですね、アゲハくん。

冒頭の父の言葉のカクランの意味は＝かくらん【霍乱】で昔は日射病といい、今は熱中症といいますね。

シャッポはchapeauでフランス語で帽子という意味です。

尋常小学校もまともに行けなかった父が、フランス語を知ってたんですね。そういえば今はカップルとか言いますが、昔はアベック（AVEC）と言っていました。これもフランス語ですね。

シャッポをかぶったくらいでは霍乱から身を守れない、日本の夏となりましたね。

サッカーは大騒ぎしてますが、監督がGK川島をかえなくて良かった。そして、あのファインセーブは素晴らしかった。日本の報道はおかしいですね。