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機能性消化管障害・ ミゾオチ(心窩部)は多くの症状の原因です。 [カラダの話]

日曜日は桜の頃を飛び越して、5月の連休のような気温でした。そして今日は朝から冷たい雨。寒中の寒さに逆戻りです。

ラジオの天気予報のアナウンサーが「気温の変動が激しいので、体調管理にご注意ください。」言っていますね。

でも、どうして気温の変動が激しいと、体調を崩しやすくなるのでしょうね?


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ミゾオチから来る症状の続きです。

1.胃が重い感じ・ミゾオチ(心窩部)が苦しい、重い・胃液が食道へ逆流する感じ・吐き気。食欲不振


2.心臓がドキドキする・胸苦しい、息苦しい・虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・心不全・トイレに何度も行く-頻尿


3.お腹の不調・下痢→機能性消化管障害→過敏性大腸炎→潰瘍性大腸炎→クローン病


4.上肢=腕や手のシビレ、痛み・腱鞘炎


いきなりたくさんの症状を書きましたが、これらの症状の原因は同じなのです。

oukakumaku.jpg 

食道裂孔.jpg

写真の矢印の部位は横隔膜です。その横隔膜が下がることが原因です。1)から4)の症状などはテレビの健康バラエティ番組で取り上げられることも多いと思いますが、その原因が「横隔膜だった」なんて言うドクトルはいないでしょうね。


今日は3)に関して解説します。

写真の白い矢印は横隔膜です。胃に食物が入ると胃が下に下ります。すると、胃・大腸(結腸)反射が起きて便意をもよおします。同じように横隔膜が下がると胃が下方に下げられます。この状態が固定してしまうと、胃・大腸反射が過剰に起きてしまい。お腹の不調が起きてしまいます。

胃や腸に器質的な問題が見られない場合は、機能性消化管障害と呼ばれるようです。胃・腸の異常が見られる場合は、その状態の重さによって過敏性大腸炎ー潰瘍性大腸炎―クローン病などの病名がつきます。

腸に異常が起きて下痢をしているのですが、その真の原因は大腸ではなく、胃=ミゾオチにあるのです。大腸が本当に悪い場合は下痢ではなく、便秘になるそうです。

大杉漣さんも最初は腹痛があったようですね。3)の症状から2)の心臓の問題が起きたのでしょうね。


どうして横隔膜が下がるか?と疑問を持たれるでしょうが、それには様々な原因があります。1番の原因は写真のように、頭が大きくなって固定し、小さくならないからです。

head 3.jpg

1)~4)の症状に心当たりの方はいますでしょうか。ミゾオチを指先でグ~と押してみてください。痛いですか?

簡単で効果のあるやり方をお伝えしますので、やってみてください。


トントン.jpgグーの手を作って、ミゾオチをトントン叩いてください。軽く・同じリズムで同じ場所をトントン叩いてみてください。

やる前に写真のように頭の大きさを計ってください。それと深呼吸を2,3回して呼吸の深さを覚えておいてください。

ミゾオチをトントン30~50回ほど叩いた後は、頭が小さくなって深い呼吸が出来るようになっているはずです。

やったもん勝ちです。いつでもどこでも出来るセルフケアーです。

頑張って下さいね。




☆ 私が書いている身体の事は、私が考え出したものではありません。1997年から学んでいる宮野治療院の院長である、宮野博隆先生に教えていただいたものです。




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